ある雨の日の朝、夫と共に小田原へ向かう途中、いつものコンビニに立ち寄りました。
店内に入ると、元気な声で「おはようございます」と挨拶が響きました。
その声の主は、以前から感じの良い接客をしてくれる店員さんでした。
彼の明るい挨拶に、私も自然と「おはようございます」と返し、心が温かくなりました。
パンを購入する際、「温めますか?」と尋ねてくれるなど、細やかな気配りが嬉しく、思い切って「いつも元気な挨拶をありがとう、接客がとても気持ちいいです」と伝えました。
彼は少し驚いた様子でしたが、笑顔で「ありがとうございます!」と応えてくれました。
感謝の気持ちを直接伝えることの大切さを改めて感じた瞬間でした。
その後、小田原での仕事を終え、お気に入りの和食店で昼食をとりました。
品数豊富で丁寧に作られた料理が、手頃な価格で提供されており、以前から感謝していました。
そこで、仲居さんに
「料理がとても美味しく、愛情を感じます。板前さんたちにお礼を伝えてください」
とお願いしました。
仲居さんは笑顔で「ありがとうございます、伝えておきますね」と応じてくれました。
帰り道、雨の中で鮮やかに咲くミモザの花を見つけ、その美しさに心が和みました。
日常の中で、感謝の気持ちを伝えることや、小さな幸せを見つけることが、どれほど心を豊かにするのか・・・ということを本当に心から実感しました。
こうしたエピソードを振り返るうちに、ふと『こころのチキンスープ』という本を思い出しました。
私が大好きな本です。
この本には、日常の小さな親切や心温まるエピソードがたくさん詰まっています。
ある話では、レストランでの心のこもったサービスが、お客さんの人生に思いがけない影響を与えたというエピソードがありました。
そして、さらに思い出したのが、ニューヨークでのタクシー運転手とのやり取りです。
ある日、一人の男性がタクシーに乗り込み、目的地に向かう途中、ふと「あなたの運転はとても丁寧ですね」と運転手に声をかけました。
運転手は驚き、少し沈黙した後、「実は、長年この仕事をしていますが、こうして直接褒めてもらえたのは初めてです」と感動した様子で話しました。
その後、彼の表情は明るくなり、運転もさらに穏やかになったといいます。
そして気持ちよくなった彼から、さらに愛の行動や言葉が連鎖していくというようなお話です。
この話を知ったとき、私たちが日々何気なく交わす言葉が、誰かの人生に思いがけない温もりを与えることがあるのだと気づきました。
感謝の言葉やちょっとした優しさが、誰かの心を温め、それがまた次の人へと広がっていく——そんな「愛の連鎖」が、世界を少しずつ優しくしていくのかもしれません。
今日もどこかで、小さな愛の連鎖が生まれているのでしょうね✨
今日も読んでくださりありがとうございます💛