不安を解消する一言「大丈夫、心配するな、なんとかなる!」

太陽の光を手に取ろうとしている写真

子供の頃、一休さんのアニメが楽しくて毎週楽しみに見ていた覚えがあります。

その一休和尚の説話にこんなことがあったそうです。
何だか疲れたときや、心配ごとで頭がいっぱいのときに思い出したいお話ですよ。

 


一休さんの遺言に学ぶ知恵

一休さんが亡くなるとき、弟子たちに一通の封書を残したというお話をご存じですか?

その封書には

「このお寺がどうしようもなく困ったときに、この手紙を開けなさい。
それまでは、絶対開けてはならない」

とだけ書かれていました。

それから数年後、弟子たちがお寺のどうしようもない難題に直面し、いよいよ封書を開けると…
中にはたった一言、こう書かれていました。

大丈夫
心配するな
なんとかなる

と書かれていました。

その瞬間、弟子たちは思わず笑い出し、肩の力がスッと抜けたそうです。
そして、不思議なことに難題も無事に解決できたというのです。

私達も生きていると、様々な問題が起こりますよね。泣き崩れている兎のイラスト

仕事がうまくいかない
人間関係が難しい
家庭内の問題
健康の問題
お金の問題・・・

などなど。

人生の中で、本当にいろんなことが起こりますよね。

でも、考えてみて!

全部、どうにかなっていませんか?
どうにかしてきたのではないですか?

深くて大きな問題に直面したとき

もうだめだ!

と思いがちですが、そんな時こそ

大丈夫、心配するな、なんとかなる

と自分に言い聞かせるように声に出してみましょう!!

このお話、シンプルだけど深いですよね。


「不安」を手放す大切さ

私たちも、心配事や不安に押しつぶされそうになることがあります。

私も何かに行き詰まると「どうしよう、もうダメかも」と思ってしまうことがあります。

でも、「なんとかなる」という言葉を呟くだけで、フッと肩の力が抜けて楽になるんです。

恐竜に食べられかけていても「なんてことないさ」と言っているイラスト

実際、不安や焦りの中では、冷静に物事を見る力や新しいアイデアは生まれにくいんですよね。

そんなとき

「不思善悪(ふしぜんあく)」

という言葉を思い出してみてください。
物事の善し悪しにこだわりすぎず

「まあ、こういうこともあるよね」

と受け入れてみる。
その余裕が、不安を手放す第一歩になるのだと思います。


一休さんの教えを日常に

正直、今の世の中は厳しいことや辛いニュースが多いですよね。

でも、こういうときこそ「平常心でいること」を意識したいなと思います。

たとえば、私が普段から気をつけているのは、
ちょっとしたことで笑ったり、ほっとする時間を作ること。

一休さんが弟子たちに笑顔と安心を与えたように、私もまず自分を楽にさせてあげたいです。

猫と遊んでいるイラスト


最後に

「大丈夫、心配するな、なんとかなる」

これは言葉で言うほど簡単なことではないかもしれませんが、少しずつ心がけてみたいですよね。

この言葉が、皆さんの心を少しでも軽くしてくれるきっかけになればうれしいです。
そして、皆さんの日常にも、一休さんのような「笑い」と「安心」が訪れますように。

キャンドルに火がともっている写真

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