『星の王子さま』
という本の中で、キツネが王子さまに言った言葉。
こころでみなくちゃ、ものごとは見えないってことさ。
かんじんなことは、目には見えないんだよ。
例えば、友情、愛情などのこと?
大切なことは「こころでみる」べきだという。
確かに普通は先に視覚で(目)見ようとしちゃいますよね。
人は情報があると、最初は視覚でキャッチしますから。
自分の目に映る事象、現象がすべてであり、正しいと感じてしまいます。
でも、それはほんの表面だけの情報であって、もっともっと深い部分にものすごく大きな情報がつまっているということ。
また、人はそれぞれ違う感性を持っています。
同じもの、現象を見ても違う感じ方かもしれないし、同じかもしれません。
会話の中でのキーワードだけが気になったりして、
あの人は、こう言った・・・。
でも、それは言葉だけを捉えすぎただけで肝心の「あの人」は、そんな意味で言ったわけじゃないのかもしれない。
その時の状況、その人の人柄、を考えた上で
なぜその人はそういう言葉を使ったのか?
また、その人は何を伝えたかったのか?
と考えることが、
こころでみる(こころで聞く)
という意味なのかもしれません。
「星の王子様」
この本は読めば読むほど、とっても深いです。
絵本のようでもあるけれど、哲学書でもありますね。
さらに、この本を読む自分の時期によって捉え方も変わってきます。
昔、子供の頃に読んだ時はなんだかよくわからなくて、途中でやめてしまいました。
今読んでみると、深さがわかります。
大切な事はこころで見るように(感じるように)心がけたいものです。